クリスマス公演「すすめ!ブレーメンの音楽隊♪」@方南会館

12月22日(日)、毎年恒例となりましたクリスマス公演を、杉並区方南会館で開催しました!今年の演目は、「すすめ!ブレーメンの音楽隊♪」グリム童話の「ブレーメンの音楽隊」を下敷きに、新しく創作した楽しいミュージカルです。今年は2回公演を行いましたが、160名を超えるお客様にご来場頂き、感謝の気持ちでいっぱいです!!

 

初回、13:00の回は、ほとんどがお子様連れのファミリーの皆さん。桟敷席には、たくさんの小さな子供達!最初のご挨拶で、「ブレーメンの音楽隊ってどんな動物が出てくるか知ってる?」と問いかけると、「ネコ!」「イヌ!」「ロバ!」「ニワトリ!」(お話の中では"オンドリ”です)と元気一杯に答えてくれました。

2回目、15:30の回は、大人も多く、そして長年四十郎の公演を観てくださっている方も来てくださって、温かい雰囲気で幕が上がりました。(「すすめ!ブレーメンの音楽隊♪」は、子供だけのための作品ではなく、大人の方にこそ観て頂きたい作品なのです!!)

 

いよいよ開演!子供たちが、ものすごーく集中して見てくれているのがわかります。

そして、動物たちが「ぐわおーん!」と泣くと、一緒に泣いてしまう赤ちゃんも(^^)可愛くて微笑ましくて、舞台上の私達は心の中で笑顔です。

街を出発した4匹は、いろいろな目に合いながらも、ついに、地平線の向こうにあると言われていた「森」にたどり着きますが…。

 

森の動物たちが現れて、「森に入ってはいけない」と言われます。

だんだん怖い雰囲気になってきます…子供たちには緊張感が漂い始めます。

 

原作の「ブレーメンの音楽隊」にも登場する盗賊たち。私達のミュージカルでは、怖いけど憎みきれない奴らです。なんてったって、親分が好きなものが…!!!面白おかしい展開に、最初は怖がっていた子供たちも、だんだん笑顔になります。

 

この作品は約1時間。子供たちにとっては随分長い時間です。それを、舞台にじっと見入ってお話を追いかけていけるというのは、物凄いことだと思います。子供たちの目には舞台の世界がどんな風に映って、何を感じていたのかなあ…

私達の「すすめ!ブレーメンの音楽隊♪」は、エンディングが原作とは違います。

皆さん、いかがでしたか?

こちらのミュージカルを先に見て、長年、原作もそういうエンディングだと思っていた子供もいるそうです…(^^;)

子供たちはもちろん楽しく見られるのですが、大人の方には、きっと、このエンディングを子供たちとは違った視点で見て頂けると思います。

終演後には、扉の外で動物さんたちがお見送り。さっきまで舞台にいた動物さんたちが、目の前に勢揃いしている様子にびっくりする子供たち。クリスマスプレゼントをもらって、ハイタッチや握手をしてお別れをしました!

 

どなたもご参加頂けるこのクリスマス公演は、年に一度の貴重な出会いの場です。今年は、こんなにたくさんのお客様にお会いできて、とても嬉しかったです。お寒い中、そして師走のお忙しい中、本当に本当にありがとうございました!また次の機会に皆様にお目にかかれることを、メンバー一同心から楽しみにしています!